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ゆうゆう日記

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悔しい!涙ぐむ後輩

 久し振りに聞いた声である。
朝6時半携帯電話が鳴り、でてみると、聞いた事のある野太い声である。高校の後輩で原発被災地から程近い地区で建築不動産業をかなり手広くやっているY君である。どうしているのか気にはなっていたのだが、想像通り避難しているとの事(自主避難地区なので、老母を横浜の親戚に預けて現在二本松市にいるとのことである)。これから経理事務所や役所に回り社員の事や会社存続の是非について相談しに行くので、帰りに当社に寄りたい旨うんぬん・・・。その日が時間がなくなってしまい翌日に改めて訊ねてきたのである。
 
 常に自信満々で「大ぼら噴き」な、あの「自信家」が、実に神妙で声にも力がなく泣きそうな声で震災・原発事故から今までの事を涙目で話すのである。想像を絶する落胆振りである。小生もどうする事もできず、ただただ聞くのみであった。会社の結論としては苦渋の末、取り敢えず「継続」を決めたようである。しかし中には解雇をしてくれとの要望の社員も居て(他所に移動して再就職活動の為)2名ほどは解雇手続を取るとの事。いずれも悲しい選択ばかりである。
 
 果たして何時になったら、Y君のあの「大ぼら」や耳が痛くなるぐらいの「大声」が聞かれる日が来るのだろうか。

 兎に角三重苦・五重苦の我が福島県は原発問題が終結しなければ何にも終わらないし何も始まらない事だけは言える。”クソー”
 2011.4.12
by maruyu2885 | 2011-04-12 15:25
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